市民型講座 第34回:健康の維持に重要な微生物と感染症を発症させる怖い病原微生物
第34回:健康の維持に重要な微生物と感染症を発症させる怖い病原微生物 自然界と身の廻りには実に様々な微生物(細菌、ウイルスやカビ)が生存していますが、普段の生活に欠かせない食物の発酵や体内での消化との深い関わりについて大変わかり易くお話しして下さいました。その上で逆に健康を脅かす病原性微生物について、幾つかの例を挙げて詳しく説明して下さいました。以下は主に抄録からの抜粋です。人類は、古代から多くの経験と知恵により有用な微生物を上手く活用して食生活を豊かにする発酵食品(ヨーグルト、チーズ、漬物、醤油や酒)を生み出して来ましたし、動物の腸内に住みついた微生物は「食材の分解と栄養素やビタミンの産生」による「健康の維持と免疫」に極めて重要な役割を担っていて、牛もパンダも草や笹を消化出来るのだそうです。ヒトの腸内には約300種類100兆個もの細菌が生存しているが、O157やO111などの大腸菌は赤痢菌と同じベロ毒素を出すし、ボツリヌス菌や破傷風菌は生物界で最強の毒素タンパク質を産生するとのことです。また、 *ヒトが最も発症する「かぜ」の原因は約90%がウイルスである、 *免疫力が低下している高齢...
